いや〜。Googleさんがやってくれました。
本サイトではないですが、検索エンジンからのアクセスが急に落ちちゃいました。ペンギンアップデート、パンダアップデート、人的ペナルティ、アルゴリズムペナルティなど、Googleの検索エンジンがそのサイトの評価を下げたり、全体の順位を決めるルール(アルゴリズム)を変更したりして、アクセスが急激に落ちてしまうことがあります。
検索エンジンにとって悪いこと、無理なSEO対策などで起こるのが大半ですが、そうでない場合もあるみたいです(私はそのケースだと信じたい)。
自覚があれば、無理なSEO対策をやめて、再審査を依頼すれば良いのですが、そうでない場合は結構困るので。。。
結論から言っておくと、これといった対処法はないみたいですが、チェックの仕方やできることを備忘録的にまとめておこうかと思います。
ちなみにGoogleのみです。いまはYahoo!もGoogleの検索エンジンですが。
検索エンジンからのアクセスが急に落ちたときの対処の流れ
- 原因と現状の確認
- 現状の検索エンジン状況をメモしておくと良いかも
- 対処方法
- 待つ!
という流れになると思います。ひとつずつ説明します。
ちなみに落ちたサイトのアクセスはこんな感じです。。。。
約40%落ちてますね。。。なかなか泣けます。
原因と現状の確認
検索エンジンからのアクセスが急激に減ったということは、なにかしらの変動があったということで、以下のパターンが考えられます。
- 検索エンジンのアルゴリズム(ルール)が変わった
- 検索エンジンがそのサイトに対し、機械的にペナルティを与えた
- 検索エンジンがそのサイトに対し、機械的にペナルティを与えた
- 検索エンジンがそのサイトに対し、人的にペナルティを与えた
ペナルティというのにも2種類あります。
- 検索結果に表示する回数や、順位を下げる
- 検索エンジンに表示させないようにする
もちろん2のほうが厳しいペナルティです。
なので、現在の自分の状況、または検索エンジンの状況がどうなっているのか?を確認します。
サイトが表示されるか
検索エンジンでサイト名、URLなどで検索してみます。GoogleとYahoo!の2つでやってみると良いと思います。
そこで表示されると一安心。検索順位が落ちたということです。
検索結果に表示されなかった場合は、Googleさんがかなり怒っているということです。
Googleウェブマスターツールの確認
登録していない人はあれですが、登録している人は、ぜひウェブマスターツールを確認してください。Googleからペナルティを与えた旨のメールが届いている場合があります。
その場合は、以下が参考になります。
googleアップデート情報を確認する
上記のペンギンだとか、パンダだとかのアップデートと言われる、検索エンジンのアルゴリズム(ルール)の変更があった可能性があるので、該当の日付や西暦を入れて検索(「google アップデート 2012」など)してみるか、以下のブログを確認してみてください。
Google ウェブマスター向け公式ブログ
大きなアップデートがあったときのあとは、検索順位が揺れる(乱高下)します。
現状の検索エンジン状況をメモしておくと良いかも
検索エンジンの状況をチェックしてくれるツールがいろいろとあるので、検索エンジンの状況(いまの順位など)を記録しておくと、回復したときにもわかりやすいかもです。
以下、使用したツールです。
SEO将軍でもSEO将軍アドバンスは日次で指定したキーワードの順位を追ってくれるので、非常に便利です。
自分のサイトのキーワードはもちろん、競合サイト(自分のサイトに来て欲しいワードで再上位のサイト)の状況もあわせてチェックすると良いです。
対処方法
前提として、アクセスが落ちてしまったことは仕方ないので、サイトを見直すきっかけだと前向きに捉えて、いろいろチェックするのが良いかと。
リンクのチェック
外部リンク(他のサイトから自サイトへのリンク)で、不自然なものや購入したリンクがあれば外します。Googleは不自然なリンクをSEOスパムとして嫌い、ペナルティを与えることがあります。
自分のサイトから貼っているリンクで、変なサイトへのリンクがないかチェックし、必要に応じて外す、または(rel=”nofollow”)をつける。というか、関係の無いサイトのリンクは整理しちゃったほうが良いです。
rel=”nofollow”ってのは、検索エンジンに「このリンクはあまり関係ないですよ〜」というのを検索エンジンに伝えるタグで、、、
ノンプログラマが簡単にWebサービスを作りたいこんな感じで使います。
wordpressのプラグインには、リンクにnofollowをつけてくれるものもあります。
という感じに、リンクの整理をしちゃいます。
コンテンツのチェック
コンテンツのコピーに対してもGoogleはペナルティを与えます。コピーしたコンテンツを削除するとか、自サイトをコピーされたサイトが無いかチェックします。
自サイトをコピーされたサイトでも、そちらがオリジナルとみなされるケースもあるようなので。。。
キーワード含有率のチェック
検索エンジンはそのサイトのキーワードの場所や量から、そのサイト(ページ)のキーワードを判定し、検索結果に表示するのですが、そのキーワードの量が多すぎるとスパムとして判定されることがあります。
上記のSEOチェックツールなどで、そのページに含まれるキーワードの量をチェックすることができます。
その量が妥当かどうか、多すぎないか、少な過ぎないかをチェックします。ペナルティを受けるのは多すぎるケースしかないので、一般的に言われている5~8%くらいに調整します。
競合サイトというか、検索順位1位のサイトのキーワードや含有率をチェックするのも良いと思います。
逆に少なすぎる場合はペナルティ以前の問題なので、それはそれで修正を。。
パーマリンクURLの変更
具体的な信ぴょう性はわかりませんが、WordPressのデフォルトのURL構造が、
http://non-programmer.net/?p=123
という感じで、ドメイン(http://non-programmer.net/
)のあとに?p=123ってのがつくのですが(固定ページの場合はpage=1123)、?p=ってのがGoogleがページネーションだと誤解しちゃうケースがあるらしく、あまりよろしくないらしい。
ということで、WordPressの設定>パーマリンク設定を「カスタム構造」にして、以下の記事を参考にいじっちゃいます。
結局これにしました。
/%category%/%post_id%/
注意点として、カテゴリーや固定ページのスラッグを入れていないと、長いURLになってしまうので、きちんとしたスラッグを入れておきましょう。
あと、パーマリンク設定を変更してもWordPressが自動的にリダイレクトしてくれるのですが、自分でHTMLで記述したURLは変更されないので、変更しておくと良いでしょう。
また、パーマリンク設定を変えた場合には、サイトマップ(sitemap.xml)を更新しておきましょう。
HTMLチェック
HTML文法でペナルティを受けること、とくにwordpressを使っていると少ないとは思いますが、たまにはチェックを。Twenty elevenはHTML5なので、以下からチェックできます。
Validator.nu (X)HTML5 Validator
待つ!
人的ペナルティ以外の場合は、あとは待つのみのようです。2週間で復活したという人もいれば90日で復活したという人もいます、またペナルティがうまく除外できていなかったり、そもそもアルゴリズムの変更であれば順位があがることはありません。
何もできないわけじゃないので、できること、サイトの更新やコンテンツの追加をしておく、他のサイトを作成するなどをするのが良いと思います。
検索エンジンからのアクセスが急減した感想
最初は何が起こったのか・・・という状況で、PCもしくはスマートフォンのどちらかが事故っている(エラーでている)のかと思いました。
血眼になって検索エンジンの順位をあげようとして、それでクライアントからお金を貰うSEOコンサルという仕事があったり、検索エンジン側も大変なので、いろいろと手を尽くすわけで。
以前にも書きましたが(検索エンジンが考えること(想像))、最終的には良いサイトの検索順位が上がることは間違いないと思いますが、サイト運営をしているとSEOスパムをしている認識がなくても、突然検索エンジンから評価をさげられるケースってあるみたいですね。
慌てたところで仕方ないので、適切な対応をとる、ポジティブに考えて、やろうと思いながらできていなかったことをやるしかないと思います。
私のサイトは2012年10月23日のアップデートから下がったのですが、そのときに上がったサイトってのが実は大したことが無いサイトで、2012年11月2日現在(1週間経過)では私のサイトは復活はしていないものの、順位は乱高下しています。というより、私のサイトは上昇してきており、表示回数が元に戻れば、アクセスは元通りになると読んでいます。
元通りにならなかったとしても、今後も更新し、よりよいサイトにし、検索順位を1つずつ上げていけばいいだけで。
リスクヘッジとしては、同じワードで別のサイトを自分で新たに作っておくというのも良いと思います。競合サイトを自分でつくるってことですね。
実は、私は競合サイトを2つ持っていたのですが、その競合サイトのアクセスは激増したので、アルゴリズムの変更バンザイという部分もあったので。
結論、検索エンジンに流されることなく適切な対応をとっておき、ユーザ満足度を上げ続けることが大切ということですね。