WordPressで記事が盗用(パクられる)対策する方法と設定です。最近はTwitterなどでも記事(つぶやき)が盗用されるなど、盗用コストが下がることで結構頻繁に行われているようです。
引用されているだけならまだしも、完全にパクられる(盗用される)ケースも増えてきており、とあるサイトでどれくらいコピーされているかチェックしてみました。
すると、想定を大幅に上回るくらいパクられていたので、記事がコピーされているかをチェックし、コピーを防止する対策についてまとめておきます。
本記事はWordPress利用者がターゲットですが、ちょっと手を加えればWordPressでないサイトでも使えるものになっています。
約24時間で188回/サイトコピーされていた
なかなか衝撃の結果でした。この画像は、コピーされるたびにメールが送信されるコピー対策プラグインを入れて、メールが届いたメーラーのキャプチャです。
このサイトはアクセスが多いサイトですが、それでもこの数には驚愕でした。受信時間を見ていだけると、どれくらいの頻度かわかるかと思います。
記事をコピーされている(盗用)かを知るためのプラグイン
以下のプラグインを入れます。
WordPress › Check Copy Contents(CCC) « WordPress Plugins
Check Copy Contents(CCC)は、記事がコピーされたらメールで送信してくれるプラグインです。プラグインをインストールし、有効化、管理画面から設定するだけの簡単なプラグインです。
メール受信先の設定、感知する文字数(この文字数以上がコピーされたらメールする)、ログインユーザーの時の通知(ログインユーザがコピーしたらメールするかどうか)を設定するだけです。
通常サイトの場合は、Javascriptかなにかで検出→メール送信するようなプログラムを書けばいけそうです。
記事をコピー(盗用)させないプラグイン
以下のプラグインを入れます。
WordPress › WP-Copyright-Protection « WordPress Plugins
WP-Copyright-Protectionは、コピー(盗用)させないためのプラグインです。なにをやっているかというと、Javascriptを利用して右クリックさせないようにしてコピーを防止しています。
通常、右クリックからコピーや、ctl + cでコピーすると思うのですが、右クリックメニューが無効になります。ユーザには多少の不便をしいてしまうのが欠点です。
こちらもJavascriptで代替可能です。
さらに記事をコピー(盗用)させない対策
WP-Copyright-Protectionを入れることで大体のコピーはなくなるのですが、iPhoneなどを利用する、もしくはJavascriptを無効にすることでコピーできてしまいます。
なので、さらなる対策として、コピーさせたくない部分のCSSに以下を追加します。
user-select:none; -moz-user-select:none; -webkit-user-select:none; -khtml-user-select:none;
WordPressの場合、本文部分をコピー対策したいのであれば以下をCSSに記述します。
.entry-content { user-select:none; -moz-user-select:none; -webkit-user-select:none; -khtml-user-select:none; }
CSSの追記は、管理画面からテーマの編集か、FTPなどを利用して、利用しているテーマのstyle.cssに追記するような形です。
CSSで対策することで、Javascript無効のユーザ、iPhoneユーザもコピーできなくなります。
最後に・・
記事の盗用はアカン!と言っても、やる人はやるので、きちんとした対策をしておくことが大切です。
上記対策でも実は万全というわけではないのですが、対策することでかなりの数を防ぐことができるのではないかと思います。もっと対策しようと思えば、対策は可能です。